地積規模の大きな宅地の評価-計算例⑤(倍率地域に所在する宅地の場合)
【照会要旨】
次の図のような倍率地域に所在する宅地(地積3,000、三大都市圏以外の地域に所在)の価額はどのように評価するのでしょうか(地積規模の大きな宅地の評価における要件は満たしています。)。
宅地の固定資産税評価額:105,000,000円
近傍の固定資産税評価に係る標準宅地の1当たりの価額:50,000円
倍率:1.1倍
【回答要旨】
- 1 標準的な1当たりの価額の計算
- 2 規模格差補正率(小数点以下第2位未満切捨て)
- 3 評価額
※1 倍率地域に所在する宅地は、普通住宅地区に所在するものとして計算します。
2 その宅地の固定資産税評価額に倍率を乗じて計算した価額が「地積規模の大きな宅地の評価」(財産評価基本通達20-2)に準じて計算した価額を上回る場合には、「地積規模の大きな宅地の評価」に準じて計算した価額により評価します。
【関係法令通達】
財産評価基本通達20-2、21-2
関連ページ:地積規模の大きな宅地の評価(https://erea-office.com/appraisal/new_koudaichi/)