人工知能(AI)活用で住宅査定!!
人工知能を使った自動車の自動運転はよく新聞記事等に掲載されていますが、中古マンションなどの物件価格を人工知能(AI)を使って査定する動きがあるようです。
『人工知能(AI)を活用して中古マンションなどの物件価格を査定する動きが広がっています。国土交通省はこうした動きを後押しするため、2017年度にも公示地価の調査過程で得られる賃料などの情報を開示します。
不透明な面が多かった不動産の査定基準が明確になれば、中古住宅の取引活性化につながります。
IT(情報技術)各社はAIなどを使って公示地価や地図、売買実績など日々更新される情報をビッグデータとして自動で収集・分析し、査定価格を随時算出するシステムを開発しています。リブセンスは15年8月から首都圏の中古マンション24万件を査定できるサービスを開始。不動産情報サイト「ホームズ」を運営するネクストも価格試算システムを開発し、15年10月から首都圏の中古マンション16万棟の物件価格を公開しました。
こうした動きを後押しするため、国交省は不動産情報の開示を拡大。毎年の地価公示で不動産鑑定士が調べる建造物の形態や賃料など、これまで非公開だったデータを開示する検討を始めました。17年度予算案の概算要求に必要な費用を盛り込む。公表まで3か月かかっていた不動産価格指数の期間も短縮します。
政府は成長戦略で中古住宅の売買やリフォームの市場を13年の11兆円から25年に20兆円まで増やす目標を掲げた。』
日本経済新聞(2016.6.20)