マンションの価格高騰に水をさすマンション傾斜問題
都心のタワーマンションの価格が高騰しているということをお伝えしておりました。
先日、ブログで相続時の節税対策としてタワーマンションの購入は危ないですよと、お伝えしました。
最近旭化成建材が杭打ち手抜き工事で横浜市のマンションが傾いている問題が注目されています。
さらに10月29日の新聞によれば北海道釧路市の道営住宅の改善工事でも旭化成建材がデータを流用していたという記事がありました。
2005年11月には構造計算書偽造問題が発覚し、建築基準法に定めた耐震基準を満たさないマンションやホテルなどが次々と明らかになり、建築基準法等の改正、中堅マンション業者が倒産し社会問題化しました。
今回の横浜市の大型マンションの杭打ち手抜き工事でマンションが傾斜している問題は、2005年の姉歯事件より重大かつ深刻と思われます。
大手業者による杭打ち手抜き工事。マンション建設は日本を代表する企業ないし子会社による事件だけに、この1件が他に広がりをみせるようであれば、今快進撃を続ける新築マンションの売れ行きや中古マンションの価格にも大きな影響を与えるものと思われます。