マンション適地か、事業用地か!
本件土地の周辺に事業所、賃貸マンション等が存するも、広大地として認められた事例です。
1.対象不動産の概要
画地条件等:
- 間口:29.4m
- 奥行:20m
- 面積:587㎡
- 形状:長方形
- 接道:北側6m市道
- 用途地域:準工業地域
- 建ペイ率:60%
- 容積率:200%
- 駅への距離:1.3km
- 土地の利用状況:空地(未利用地)
- 周辺の利用状況:一般住宅・事業所・小工場・マンション等が混在する地域
2.この事例の広大地判定のポイントは何か
①マンション適地か否か、又はそれ以外の事業用の土地か否か
②対象不動産周辺の利用状況とその動向
3.考察
対象地の隣に事業所、賃貸マンション(4階建)が存するので、広大地として判定できるかどうかと思われました。又、間口が広い長方形の土地のため、その地域の標準的面積の大きさによっては、ようかん切りが可能になるため、広大地として認められません。このような場合には地域を分析し、標準的画地の面積をしっかり把握する必要があります
関連ページ:地積規模の大きな宅地の評価(https://erea-office.com/appraisal/new_koudaichi/)