百日紅と葛飾北斎とその娘

2019年4月26日

最近好きな映画を観に行く機会を多く、 先日は「百日紅-Miss Hokusai-」を観に行きました。 昔NHKによく出演されていた、江戸時代の事をよく知っている江戸風俗研究家の杉浦日向子さんの漫画代表作、 「百日紅(さるすべり)」の映画化だそうです。 葛飾北斎の娘お栄が父・北斎や仲間たちと生きた江戸の町を描いた作品です。 映画は前向きに生きる絵師として活躍するお栄と父北斎との絵師としての生き方等が作品に十二分に描けている作品でした。 葛飾北斎は90歳まで生きた方で長生きの代表格です。 10年ほど前、長野県小布施町に行く機会があって行ってきたことが思い出されます。 この小布施町に葛飾北斎が、80歳を超えてから小布施に4度ほど訪れているそうです。 今も残る北斎先生の作品…今なら新幹線で行けば半日もかからない道のりが、江戸時代は何月かかるのでしょうか。 すさまじい気力ですね。とてもすばらしいと思いました。 なお百日紅(さるすべり)が映画のタイトルになっていますが、その理由は自分なりに考えたのは、 北斎先生の奥様の住まい(映画では別居)の庭に百日紅の木が咲いていたからだと思います。 260201 (葛飾応為(お栄)「吉原格子先之図」浮世絵太田記念美術館蔵 より。 http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H2602-katsushikaoi.html1431916566257