マンション適地か否か!
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月極駐車場の敷地として利用されている土地
駅から600mに位置する本件土地周辺には、中小規模一般住宅のほか、マンション、店舗等が混在する地域にもかかわらず広大地として認められた事例です。
1.対象不動産の概要
画地条件等:
- 間口:24m
- 奥行:28m
- 面積:676m
- 形状:やや正方形
- 接道:西側約4.2m市道
- 用途地域:第1種中高層住居専用地域
- 建ペイ率:60%
- 容積率:200%
- 駅への距離:600m
- 土地の利用状況:月極駐車場
- 周辺の利用状況:中小規模一般住宅、マンション、店舗等が混在する地域
2.この事例の広大地判定のポイントは何か
①マンション適地か否か
②対象不動産周辺の利用状況とその動向
3.考察
①その地域の標準的使用方法が住宅の敷地であることが裏付けられるか否か
②開発行為を行うとした場合に道路等の公共公益的施設用地の負担が必要であると説明できるか否か
③明らかにマンション用地に適していると認められる土地を除き、戸建住宅用地として広大地の評価を適用しても差し支えない
これらの内容を十分に説明できる土地であったので、広大地として判定しました。
関連ページ:地積規模の大きな宅地の評価(https://erea-office.com/appraisal/new_koudaichi/)