不動産投資信託(REIT)、拡大に陰り。昨年の取得額25%減少です。
不動産投資信託(REIT)の成長拡大に陰りが出てきたという新聞記事がありましたので、
掲載しました。(2018.1.14 日本経済新聞)
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成長を続けてきた不動産投資信託(REIT)市場に、減速の兆しが強まってきた。2017年物件取得額は約1兆8000億円で前年に比べ25%減ったもよう。大幅な不動産価格上昇で物件を取得しにくくなったことが主因だ。投資家の間で高値警戒感が強まってきた。
景気回復で賃料そのものは上昇しているものの、同時に物件価格も大量の緩和マネーで大きく押し上げられている。この結果、高い利回りの取れる物件が少なくなっており、REITの魅力が低下している。利回りが低迷すると、投資家に還元する分配金の伸びが鈍くなるためだ。
▷REIT Real Estate Investment(不動産投資信託)の略称。オフィスビルや賃貸マンションなど複数の不動産に投資し、物件から得る賃料収入や売却益を投資家に分配金として支払う。上昇REITの時価総額は11兆円強。国内では2001年に第1号が上場し、10年に私募型が登場した。
関連ページ:相続税法上の時価鑑定(https://erea-office.com/appraisal/fair_valuation/)