マンション適地か!
自宅(居宅)の敷地として利用されている土地
対象地は駅から1.8kmに位置し、周辺は大規模の邸宅や賃貸マンション等が存するが、広大地として認められた事例です。
1.対象不動産の概要
画地条件等:
- 間口:15.5m
- 奥行:51m
- 面積:1170㎡
- 形状:やや不整形
- 接道:西側約4.3m市道(私道を含む)
- 用途地域:第1種中高層住居専用地域
- 建ペイ率:60%
- 容積率:200%
- 駅への距離:1.8km
- 土地の利用状況:自宅(居宅)
- 周辺の利用状況:大中規模の邸宅のほか小規模一般住宅、賃貸マンション、共同住宅等が存する地域
2.この事例の広大地判定のポイントは何か
①マンション適地か否か
②地域の標準的な宅地の地積に比べて著しく広大な宅地か否か
3.考察
①本件土地の敷地面積は1170mで、○○市の開発許可面積基準500m2を満たしている土地であること。
②近隣の地域の状況から判断して、周囲には500㎡を越える大きな規模の土地が多く存在している場合に、当該地域の標準的な土地の面積を超える面積であること(17年情報)を説明すると共に、広大地に該当することを事例を通じて説明する必要があります。
③著しく広大であるかどうかの判定は、当該土地の建物の有無にかかわらず、当該土地の規模により判定することに留意する。(17年情報)
関連ページ:地積規模の大きな宅地の評価(https://erea-office.com/appraisal/new_koudaichi/)