広大地判定の実務上の手順

2019年6月12日

広大地は、昨年(H29年)12月31日をもって終わりましたが、広大地による相続税還付はこれからも活用できます。

広大地判定の実務上の手順

以下は、広大地判定をするに当たっての実務上の手順です。

1.住宅地図から場所の確定(市販の地図、インターネット)

2.路線価図で地区区分の確認(国税庁のホームページ)

3.都市計画法上の用途地域の確認(インターネット、各市区町村の都市計画課)

4.容積率の確認(同上)

5.道路の確認(各市区町村の道路管理課、建築指導課等)
①市道、町道等
②建築基準法上の道路か否か③現況幅員と認定幅員の確認

6.開発指導要綱、開発に関する条例等の資料の入手(各市区町村の開発指導課、インターネット等)
①開発許可面積の確認
②開発に当たって最低敷地面積の確認

7.対象地の公図、地積測量図等の確認
①法務局備付図面の閲覧
②所有者に確認(図面を保有か否か)

8.対象地周辺の利用状況の確認(住宅地図、現地で確認)

9.開発登録簿の閲覧
①マンション(分譲・賃貸)事例の確認
②戸建分譲開発事例の確認(過去5~10年を目途)

10.不動産専門家の意見を確認

 

関連ページ:地積規模の大きな宅地の評価(https://erea-office.com/appraisal/new_koudaichi/