相続物件の売買について
被相続人所有の不動産を相続発生1年前に、相続人が代表を務める法人に売却しました。
その折弊社が不動産鑑定を行い、その価格を参考に正常価格で上記不動産を移しました。
その価格が妥当であったか、今頃になってその他の相続人から問い合わせがきているが、
どうしたものかという相談です。
5年前の売買価格は鑑定書による価格に基づいているのであれば、何も問題はありません。恐れる必要はありません。
恣意的に不動産の価格を動かしたのであれば、問題ですが、その心配はありません。
その当時の売買価格は妥当です。
これが鑑定書に基づかない場合であれば、何かと問題になるだろうと思います。
そういう意味では相続人は命拾いしたと思います。
このように、思わぬところから問題が発生することもあるので、有意注意の心でその時
その時を一生懸命に対応していくべきと思います。