建物の朽廃と借地権
借地上の建物の朽廃の程度を糊塗(コト)するための改築工事を理由に地主と借地人の人的信頼関係の破壊を認めた事例 建物の朽廃により借地権が消滅し建物収 ...
賃料の増減額請求が認められるためには、相当期間の経過を要しないとした判例
家賃の値上げ等には一定の条件が必要ですが、賃料の増減額請求に、相当期間を要しないとした事例がありましたので掲載します。 【賃料の増減額請求が認められるためには、 ...
相当地代についての疑問
平素借地権や底地(貸地)の評価の仕事をしていますと、 地代の額がいくらなのか、又年間の利回りはいくらになるのか、その地代はいつ改定されて現在もその地代なのか等々 ...
被相続人と請求人の妻との土地の賃貸について、妻は借地権を有するので、本件土地は底地として評価すべきか!(平成8年10月24日裁決 大阪・非公開)
本件は、被相続人と請求人の妻との土地の賃貸という身近なところで起こるであろう土地の賃貸借において、 借地権という権利を認めるか否かが争われた事例です。 借地権が ...
被相続人と法人Aとの土地の賃貸について、本件土地の賃貸が使用貸借であっても、法人Aには本件土地の借地権相当額があるとした事例(平成9年2月17日裁決 大阪・非公開)
1.事例の概要 本件は、被相続人と法人Aとの土地の賃貸借関係について、借地権課税が問題になった事例です。 この事例をみて思ったことは、個人と法人とでは課税のしか ...
賃貸借の目的は、運動場としての使用とあるが、自己所有の幼稚園の園舎に隣接する土地は、借地法の適用が可能か。
東京高裁は、借地法の適用があるとしました。 公正証書によると、賃貸借の目的は運動場としての使用であり、期間の定めも短期ですが、園舎及びその敷地と本件土地の運動場 ...
使用の対価としての相当の地代
土地を貸し、借りるときの法人税におけるルールはこみいっているので、明確にしておく必要があります。法人税基本通達の一部を掲載します。 土地の更地価額 1 法人税基 ...
借地権付分譲マンション(10階建)の敷地の価額は、鑑定評価額によるべきとした事例
相続人が相続により取得した借地権付きの分譲マンションの敷地(宅地280.19㎡、以下本件宅地という)の価額は、評価基本通達に基づき算定した評価額(以下評価基本通 ...
公租公課を下回る地代の供託(きょうたく)は可能か!
公租公課を下回る地代が供託(きょうたく)されていた場合に著しく不相当な地代であるとして信頼関係の破壊を認め、無催告解除を有効とした事例 (東高判平6・3・28( ...