不動産融資、最高に。節税アパート・REIT拡大!!
日銀による零金利政策が続くなか、お金が不動産に集中しつつあるので、地価が上昇し、節税を目指したアパートへの投資が広がりをみせ、やや過熱気味な市場になっていると、新聞記事は述べています。
2017.2.10 日本経済新聞より
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日銀が2月9日発表した「貸出先別貸出金」によると、2016年の金融機関による不動産融資は前年を15.2%上回る12兆2806億円だった。統計をさかのぼれる1977年以来で過去最高だ。地価上昇で不動産投資信託(REIT)向け融資などが増えた。「バブル」といえるような状況にはないものの、節税を目指したアパートの過剰建設などひずみも広がる。金融庁や日銀は少し警戒のレベルを引き上げている。
大手銀は破たんした時に返済の優先順位が低い劣後ローンと呼ばれるややリスクの高い貸し付けなども増やすなど貸出先の開拓に躍起だ。不動産向けに加え、公共事業増による建設や宿泊施設関連などの融資が軒並み伸びたのも16年の特徴だ。
個人の不動産投資も活発だった。16年の新規貸し出しで不動産と並び増加が目立ったのは個人向けで、前年比2割近く多い17兆7119億円。一部は住宅ローン向けが押し上げたとみられる。