賃料が現時点で改定を要するほど相当性を欠くとは言えない、とした事例
平成5年の東京地裁の判例ですが、「賃料が訴訟上の和解により、1か月金6万円と定められた後、1年後にこれを1か月金14万円に増額する旨の請求が棄却された事例」(借 ...
賃料の増減額請求が認められるためには、相当期間の経過を要しないとした判例
家賃の値上げ等には一定の条件が必要ですが、賃料の増減額請求に、相当期間を要しないとした事例がありましたので掲載します。 【賃料の増減額請求が認められるためには、 ...
自動車の車庫として使用している土地は、建物所有とする借地権に該当するか否か
相続税の裁決事例(平成9年2月28日裁決・大阪・非公開)の中に表記の事例がありましたので、掲載します。 *** 1 事例の概要 自動車の車庫として使用している部 ...
相当地代についての疑問
平素借地権や底地(貸地)の評価の仕事をしていますと、 地代の額がいくらなのか、又年間の利回りはいくらになるのか、その地代はいつ改定されて現在もその地代なのか等々 ...
被相続人と請求人の妻との土地の賃貸について、妻は借地権を有するので、本件土地は底地として評価すべきか!(平成8年10月24日裁決 大阪・非公開)
本件は、被相続人と請求人の妻との土地の賃貸という身近なところで起こるであろう土地の賃貸借において、 借地権という権利を認めるか否かが争われた事例です。 借地権が ...
被相続人と法人Aとの土地の賃貸について、本件土地の賃貸が使用貸借であっても、法人Aには本件土地の借地権相当額があるとした事例(平成9年2月17日裁決 大阪・非公開)
1.事例の概要 本件は、被相続人と法人Aとの土地の賃貸借関係について、借地権課税が問題になった事例です。 この事例をみて思ったことは、個人と法人とでは課税のしか ...
中古車展示場用地に賃貸した本件土地は、貸宅地として借地権を控除して評価することはできないとした事例
相続税の申告にあたり、請求人(納税者)らは、 本件土地を中古車展示場として貸し付けするにあたり、建物の建築を認め、なおかつ堅固な建物が建っている(登記済)にもか ...
存続期間120年の地上権の登記のある土地も、借地権割合70%が相当とした事例
存続期間120年の地上権の登記のある土地も、借地権割合70%が相当とした事例(平成4年4月20日裁決) 【要旨】 本件地上には、鉄骨鉄筋コンクリート造の堅固な建 ...
税務署に土地の無償返還に関する届出書が提出されている土地の評価について
同族法人と個人等においてよくみかけることですが、その敷地の賃貸借において税務署に「土地の無償返還に関する届出書」を提出している場合の土地は、自用地としての価額の ...
相続財産である借地権を相続財産として計上しなかったことが、税理士の注意義務違反になるか!!(東京地裁 平成21年9月25日判決)
相続財産である借地権の扱いについて争いになった事例です。 大半の借地権は、登記されているわけでもなく見落とされるケースもあるので要注意です。 本件は、相続人らが ...